最近の車ってすごく高くなっちゃって、買い替えようにも手が出なくって…
最近の車って、本当に高いですよね。
軽自動車でも200万円以上することも当たり前。若者が車に乗らない、買えないのも仕方ないと思います。
どうして車が高くなったのでしょうか?
今より安く、お得に車を利用する方法はないのでしょうか?
このページでは、次の内容について紹介しています。
- 新車が高くなった理由
- 車が買えない理由
- 中古車まで高くなった理由
- 車を買う時に考える選択肢
- カーシェアという選択のメリット・デメリット
高いからあきらめるんじゃなくて、色んな選択肢を考えてみよう!
なぜ今の車が高い その理由は?
どうして最近の車ってあんなに高いの?
確かに昔に比べると車の値段ってすごく上がった気がしますよね。
車の価格が高くなる理由はたくさんあります。その中でも影響が大きいものをあげてみましょう。
車が高くなった理由
- 材料コストの上昇
- 技術の進歩
- 環境規制の厳格化
- 人件費・労働コストの上昇
- 税制の変更
- 需要と供給
材料コストの上昇
車を生産するために必要な材料・部品のコストが上昇し、これが車の生産コストにも反映されます。
車には非常にたくさんの部品が使われます
金属、プラスチック、小さなネジからボディやエンジンまで。一つの車には3万個の部品が使われていると言われています。
ひとつひとつの値段はたいしたことありません。しかし一つ1円高くなっただけでも3万円高くなることになりますよね。
部品価格が上昇が、車の価格が上がっている原因の一つです。
技術の進歩
車はとても高度な技術の塊です。技術革新に伴い、生産にかかる費用が増加することがあります。
例えば、安全のために導入された自動ブレーキ。危険を検知するためのカメラやセンサー、そして自動にブレーキをかけるためのソフトウェア開発にも材料費だけでなく人件費も必要です。
それだけでなく、運転手の操作が全く必要のない自動運転の開発もどんどん進んでいます。
ほんと今の車の機能ってものすごいもんね!
ほかにもスマートフォンやクラウド技術などと連携して、車両の情報をリアルタイムで収集・分析することができるコネクテッドカー。
軽くて丈夫で錆びにくい高性能鋼材の採用など、車の進化は止まりません。
環境規制の厳格化
環境保護の観点から、高燃費化や排出ガスなどに関する規制がますます厳格化されています。
車の場合は二酸化炭素の排出だけではなく、他の有害物質の処理が必要になります。
その対策として、高性能な触媒やフィルター、エンジン自体の改良など。車の生産にかかるコストも増加し、車の価格が高くなりました。
人件費・労働コストの上昇
労働者の賃金や福利厚生などの労働コストが上昇すると、車の生産コストにも反映されます。
車は様々なメーカーが部品を生産し、最終的に車メーカーが工場で組み立てて出荷します。
車本体だけでなく部品のコストを下げるために新興国などで作ることで人件費を抑えようとしてきました。
しかし今では中国をはじめ海外での人件費もどんどん上がってきています。
その影響が車の価格にも出ています。
税制の変更
税制の変更により、税金が増加することがあります。
2023年時点で車にかかる税金は次の4つです。
車にかかる税金の一覧
- 自動車税/軽自動車税
一年に一回、排気量に応じて課税 - 自動車重量税
新規登録時、車検時に車の重量に応じて課税 - 環境性能割
車の購入時に環境性能に応じて課税 - 消費税
購入時に、車両およびオプションなどの価格に10%課税
特に消費税は、他の影響で上がった価格分にも掛かってくるため、さらに負担が増えます。
さらに走行した分だけガソリン税などもかかります
需要と供給
車の価格は、需要と供給の関係によって影響されます。
需要が多いと、供給が不足します。このため、価格が高くなる傾向があります。
逆に、需要が少ないと、供給が余ってしまいます。売れない車が多くなってしまってメーカーも嬉しくありません。そのため、車を売るために価格が下がる傾向があります。
現在の状況はどうでしょうか?
2020年以降、世界的に半導体が不足しており、車部品の生産に影響が出ています。ただでさえ車は半導体を大量に使う製品なのに、電気自動車の普及でさらに足りなくなってしまいます。
その結果、車の供給が足りなくなって価格が上昇しています。
半導体不足の影響が出ているのは車だけじゃないよ!
新車が高いせいで買えない人はどんな理由?
車が買えないのは高いだけじゃ原因じゃないの…
新車の値段が上がっているのは確かですが、買えないと嘆くひと人にも、様々な理由があります。
車が買えない理由
- 収入が低い
- 信用情報に問題がある
- 車以外の家計負担が大きい
収入が低い
いくら車が安くても、収入が少なかったり安定しないと、新車を買う余裕が出てこないのは事実です。車は高価なものであり、収入が低い人にとっては手が出せないかもしれません。
よく言われているのは「車の値段は年収の半分まで」
でも実際には、最近は車本体の価格だけでなく、税金やメンテナンス費用もアップしています。
加えて、可処分所得は減少していますので、もう少し余裕のある予算設定にしておいた方が無難です。
(参考サイト:トヨタモビリティ東京「年収いくらであれば車購入可能か」)
信用情報に問題がある
一括支払いに余裕がない場合、選択肢に挙がってくるのはローンといった分割支払いとなります。
しかし、過去に借金の滞納をしていたり、クレジットカードの支払いを滞った履歴があると信用機関の「ブラックリスト」に乗ってしまっている可能性があります。
そのような場合は銀行やローン会社からの貸しつけを受けられない可能性が有ります。
車以外の家計負担が大きい
家賃・住宅ローンや教育費など、他の家計負担が大きい場合は車を購入する余裕がなくなってしまうかもしれません。
車の支払いは、最初に一回払えば終わりではありません。乗るのにはガソリン代も掛かりますし、税金・メンテナンス・車検・保険・駐車場代… などなど。
その場合は、車を買うための資金をねん出するために、家計見直しや無駄な出費がないか、そもそも車が必要なのか等、もう一度振り返ってみるのがいいかもしれません。
このような場合は、新車が高い、買えないということになってしまいます。
中古車も高いのはなぜ? 価格上昇の理由とは
新車買うのもなんだからこの前、中古車探してみたの。
でもこれも高いのよ…
中古車の価格も、新車同様高くなっている理由もあります。その原因となるものの例を紹介します。
中古車が高くなった理由
- 需要の増加
- 新車の価格高騰
- 希少性が高くなる
- 逆に今乗っている車を高く売るチャンスでもある
需要の増加
中古車の需要が上昇すると、その分だけ価格も上昇することがあります。
世界的な半導体不足・新車の減産のため、新車が売れない状況が続いています。新車が売れないとユーザーが車を手放さないので、中古車の流通が減る事となります。
一方で中古車の需要は堅調に推移していますが、中古車を買いたい人がいる一方で売る人が少ないので中古車在庫が増えません。
この現象が相場の高騰を引き起こしていると言われています。
スズキジムニーやトヨタハリアー等の新車納期が非常に長い人気車種の場合、中古車の方が高くなるという逆転現象まで発生しています。
新車の価格高騰
新車の価格が高くなると、同様の製品としての中古車の価格も上昇することがあります。
年式の若い車であれば、元々の販売価格も高くなってきています。そのため、中古車であっても価格はそれなりにするものとなっています。
とは言え年式が古いものを買っても長く乗れないかも…
希少性が高くなる
人気のある車種やブランドであったり、販売台数限定のグレードで希少性が高くなると、出回る中古車の数も少なくなり、中古車の価格が上昇することがあります。
これらは中古車の価格が高くなる主な理由ですが、他にも多くの要因が考えられます。
逆に今乗っている車を高く売るチャンスでもある
中古車価格が高くなっているということは、市場で中古車が足りていないということを意味します。今、乗ってる車を売れば高く買い取ってもらえます。
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「車の買い方」選択肢には何がある?
車を買う時のお金の支払い方、契約方法にも種類があります。以下がその一例となります。
車を買う方法
- 一括支払い
- フルローン
- 残価設定クレジット
- カーリース(車のサブスク)
一括支払い
一括支払いは車のすべての費用を一度に支払う方法です。
メリットは、貸付金利が不要なためお金が節約できること、自分の車を所有することができること、本体価格や手数料・管理費用などの総支払額が最小限であることです。
デメリットは、一括支払いに必要な金額が大きいため、予算に余裕がないと買えないことです。
フルローン
フルローンは、買いたい車の価格ぶんだけお金を銀行などから借りる方法です。
メリットは、一括支払いに必要な金額が大きくても分割払いとなるため、一度に支払う金額が少なくなることです。
デメリットは、貸付金利がかかり、最終的に一括購入するよりも高くなってしまいます。さらに借りた金額が返せなくなった場合、担保としていた自分の財産なくなってしまうこともあります。
正しく使えば便利なローンですが、毎月の返済金額がその他の生活費とあわせてカツカツになってしまうと困ります。必ず、余裕のある金額に設定するようにしましょう。
残価設定クレジット
購入した車を、数年後に下取りに出した際の買取保証額が「残価」です。残クレは、車両価格から残価を引いた金額の分だけをローンとして返済することで、月々の返済額を抑えることができる仕組みです。
メリットは、一括支払いに必要な金額が大きくても分割払いにできるうえ、毎月の返済額も少なく出来ることです。
デメリットは、ローン返済が完了した後乗り続けるためには追加で残価分の費用が必要になることです。また、そのまま乗らずに車を返却することも可能ですが、車の状態が悪いと追加精算が必要になる場合があります。
カーリース(車のサブスク)
カーリースは、長期間使用する代わりに定期的に支払う車のレンタル方法です。カーリース会社が所有する車を借り、一定期間毎に所定額を支払いながら使用することができます。
メリットは車を購入しなくて済むこと。月々所定のリース料を支払う事で車を使用するので、一括支払いよりも少ない費用で車を使用することができます。
また、最近では自分の好きな新車を自由に選んで乗ることができる「新車のサブスク」のサービスも登場しています。
さらに、法人や個人事業主の場合、業務で利用する分については経費計上できるため節税にも利用できます。
契約内容に依りますが、税金やメンテナンス、保険もサービスに含めることができます。
デメリットは、自分の所有物にならないこと、利用規約に縛られることがあります。
さらに、契約が満了になると車両を返却する必要がありますが、その際に車の状態が悪かったり、元の状態に直ぐに戻せないような改造を施していると追加精算が必要となり出費となります。
ただし、契約期間満了と同時に車がもらえるサービスも有ります。
車の購入先にはどのようなものがある?
車の購入先としては、以下のようなものが選択できます。
車の購入先
◆ 新車を買う場合
- カーディーラー
- サブディーラー
- オンライン販売サイト
◆ 中古車を買う場合
- ディーラー
- サブディーラー
- 中古車販売店
- オークション
ディーラー・サブディーラー
新車を購入する際の選択肢となるのは、ディーラーとサブディーラーです。
ディーラーは自動車メーカーの正式な代理店です。新車を販売し、保証やアフターサービスを提供してくれます。
サブディーラーは、ディーラーから新車の販売権を得て車を販売している形式です。特定のメーカーと特約店契約を結んでおらず、ディーラーと違ってサブディーラーのほとんどが複数のメーカー・ブランドの車を販売しています。
また、車の仕入れもメーカーからではなくディーラーから行うのも特徴です。
とくに田舎で特定のディーラーがない地域では、サブディーラーから新車を購入する機会が多いでしょう。
保証やアフターサービスについては販売店舗によって異なりますが、ほとんどは自動車整備工場の業者が併設されています。
いずれにしても、新車購入に関しては、適切な保証やアフターサービスが提供されること、顧客サポートが充実していることなども重要な要素です。自分に適したオプションを見つけるためには、複数のディーラーやサブディーラーを比較することも大切です。
また、どちらも中古車も扱っていることがほとんどです。
オンライン販売サイト
車の販売と購入がインターネットを通じて行われます。検索と選択が簡単で、希望する車種や価格帯などの条件から選ぶことができます。
わざわざ店舗に訪れる必要がなく、いつでもどこでも車を探すことができ、時間の制約がないのが最大の特徴です。自分の都合だけしか気にする必要がないので、店舗で待たされたりということもありません。
デメリットは、実際の車を見ながら吟味することができないことです。「長く乗る車だから実際に乗って確認したい」という人には向いていない側面があります。特に中古車については車の状態がものによって全然違いますので、特に注意が必要です。
オンラインでそのまま購入するものもあれば、「一括見積」という形で登録している販売店から見積もり書を取り寄せ、気に入った販売店から購入するパターンもあります。
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中古車販売店
中古車を専門に販売している店舗です。新車よりも安く購入することができますが、車両状態は千差万別です。
店舗の在庫から車両を選ぶという特性上、気に入った車がなければ待つか、他を探しに行くか、労力が掛かることが多いです。
無駄に色々と足を運ぶことにならないように、「ガリバー」のように全国の中古車が登録されているサイトを利用するのが便利です。
自分で訪れることのできる範囲で店舗を選べば、”ネットで問合せ→店舗で確認・注文”といった流れで探すのがおすすめです。
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オークション
中古車をオークション形式で購入することもできます。競争相手が多いですが、希望する価格よりも安く購入することもできます。
業者管における中古車オークションは基本的に一般人が利用することができません。中古車の専門業者が出品し、販売業者が入札・落札する仕組みです。
参加するには行政の許可証が必要で、個人が中古車を業者オークションに出したり購入するためには「オークション代行業者」に依頼する必要があります。
また、個人間の中古車オークションとしてはフリマサイトやヤフオク等があります。出品者と購入希望者が直接やり取りできるため、安価で購入しやすいメリットがあります。
しかし、車の状態を保証してくれる人がいないため、金銭面でのトラブルや車両の品質についてのいざこざも多い傾向があります。車に詳しい人や希少車・高級車を高く売りたい方以外には、おすすめできません。
これらは車を買う際の選択肢の一部ですが、希望する車種や予算、購入方法などに応じて、自分に最適な選択肢を見つけることが大切です。
大きな買い物だけに、慎重になるよね!
車の使用頻度が少ないならカーシェアリングという選択肢もあり
車を使う頻度が少ない場合、車を持っているだけでもかかる税金や車検といった費用がもったいないと感じるとおもいます。
そんな人には「カーシェアリング」の利用がおすすめ!
カーシェアリングは、自動車を所有していない人が、他の人や業者が所有する車を短期間レンタルすることができるシステムです。
これにより、車を所有することなく使いたい時だけ車を使えるというメリットがあります。
カーシェアリングのメリット
車の所有コストの節約
車を所有するために必要な費用を抑えることができます。メンテナンス費用や保険料なども不要です。
柔軟性
カーシェアリングでは、使いたいときに予約して使えるという柔軟性があります。レンタカーとは違い、登録して予約すれば、いつでも使うことができます。
カーシェアリングのデメリット
利用料金
カーシェアリングの利用料金は、たくさん使っていると車を所有しているのに比べて高くなる場合があります。あくまでも、普段の利用頻度が少ない人向けだということです。
利用可能な車種
カーシェアリングは利用可能な車種が限られています。様々なサービスがありますが、カーシェアに登録されていてかつ使いたい時に空いている車しか使えません。そのため、希望する車種が利用できない場合があります。
利用時間の制限
カーシェアリングの場合、基本的に時間単位で車を借りることになります。そのため、車の使用時間に制限があります。予定を立てる際にはこの制限に注意する必要があります。
田舎では使いづらい
カーシェアリングは一般的にコインパーキングで利用することが多いです。
しかし、田舎だとコインパーキング自体が少ない上、一人一台のレベルで車が普及しているので需要がありません。
そのため、カーシェアを使いたくても使えないという事態となります。
カーシェアリングは使わなくても会費がかからないものもあります。旅行先などでも使えるので登録しておくだけでもOKです。
【登録だけでもOK】登録費・月会費無料のサービス
【月会費はかかるけど規模は最大!】
【おまけ】世界一高い車は?
2022年時点で世界で最も高価な車は、フランスの『ブガッティ シロン』です。
世界で限定500台のみ販売されたその車の価格は350万ユーロ。1ユーロ140円とすると4億9千万円という驚異の価格。
このスーパーカーは価格だけがすごいわけではありません。最高時速490km/を叩き出し、市販車で世界初の300mph越えを記録しました。こちらも当然、世界最高記録です。
また、市販された日本の車で最も高い値段で販売されたのは『レクサス LFA』の3750万円です。
こちらも世界で500台しか販売されなかった希少車種となります。
中古車で購入するという方法はあります。2023年2月時点ではGoo.netに一台中古車が登録されていますが、価格は「応談」となっており販売価格は分かりませんでした。
- 最近の車が高い理由はなんですか
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材料コストや人件費の上昇、環境規制の厳格化、車の需要に対して供給が足りていない状況が背景となり、新車価格が高くなっています。
- 最近の中古車が高い理由はなんですか?
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安藤隊不足に起因した新車納期の長期化によって中古車の需要が増えていることが原因の一つです。